虚血性心疾患
心筋、心膜疾患 先天性心疾患



一昔前までは心臓病の中でも日本に多かった病気です。

日本では弁膜症の中でもリウマチ性の弁膜症が大半を占めていました。
これはリウマチ熱にかかったことのある人がその後何年も経ってから弁膜症を起こしてくるもので、
昔は抗生剤もなく完全にリウマチ熱の治療ができなかったためおきてくるものです。

現在では良い抗生剤もでき完全に治療することができるようになり、弁膜症も減少しつつあります。

心臓は4つの部屋に分かれていまして、大きくわけると右の心臓(
右心系)と、左の心臓(左心系)に分けられます。

右心系は全身よりの汚い血液(静脈)を受け入れ肺に送る役目を担っています。
右心系を細かく分けると右心系でも上の部屋(
右 房)と下の部屋(右 室)にわかれます。
右房は全身からの静脈の受け入れ口で、右室は肺に送る役目を担っています。

右心系には二つの弁があります。
  1. 右房と右室との間にある三尖弁

  2. 右室と肺へ続く血管(肺動脈)との間にある肺動脈弁です

左心系は右心系より重要な役目があり、それは全身に血液をおくるポンプの役目をしているということです。
左心系も上の部屋(
左 房)と下の部屋(左 室)に分けられます。
左房は肺できれいになった血液の受け入れ口で、左室は全身に血液を送るメイン・ポンプの働きをしています。

左心系にも右心系同様2つの弁があります。
  1. 左房と左室の間にある僧帽弁

  2. 左室と全身へ血液を送り出す元の血管(大動脈)との間にある大動脈弁です

三尖弁、肺動脈弁、僧帽弁、大動脈弁に異常をきたした病気が弁膜症です。



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